私は吉沢になりたい
先週の金曜日の話。
身震いが止まらなくなるような企画書ラッシュに襲われていたので、気分転換にカフェでも行こうと、近くの喫茶店へ。
選んだお店は、完璧だった。
ちょっと古風な雰囲気で、店員さんの対応も良くて、Wi-Fiも飛んでて、超サイコー!
なんて思ってた矢先、事件は起きた。
隣で上司と部下らしき人たちが会議を始めた。
最初はなんの変哲も無い普通の会議だったのが、だんだんとヒートアップ。
朝まで生討論のような雰囲気に。。
朝まで生討論ならば、ほど良き所で田原総一郎さんがストップを入れるが、彼らの熱は治らない。
まさにコーヒー屋で、終わりのない水掛け論がスタートしたのだ。
隣で生討論がスタートしちゃうと、こっちは全く集中できない。散漫する事、山の如しである。
必死に心を落ち着かせた。きっと重要な会議なのだろうと。
しかし止まらない事、山の如し。(天丼)
とうとう自主的に手を止め、聞く耳を立てていると、
事件の真相が明らかに。
部下の方がひどいおバカちゃんだったらしく、会話が毎回止まってしまうようなのだ。
『疲弊ってどういう意味ですか』とか
『属人化って何ですか』とか
『一貫性って何ですか』とか
それはもう上司の方が、気の毒な程の語彙力の無さで、会議は止まりまくり。
結局、業を煮やした上司が会議を打ち止め、アズスーンアズで、東京の街へと消えていくのでした…。
リフレッシュを兼ねた喫茶店のはずが、部下のおバカ加減に、終始イライラしてしまう展開に。
結局企画書もほとんど手付かずで終了。
準備不足の企画書は、見事に打ち砕かれたのでした…。
少しブルーになった帰り道、広告に写っていた吉沢亮を見てまたブルー。
『こんだけ顔が良かったら、顔でお金稼げるんだろうな〜』
『こんだけ顔が良かったら、企画書ダメ出しされても、ホストでも俳優でもやって稼げるんだろうな〜』
なんて、ボヤボヤと頭で呟いた後、コーラを一気にがぶ飲みした。
嗚呼、私は吉沢になりたい。