てくいじ

ていくいっといーじー。日々の独り言を添えて

ゲリラ豪雨に警戒です!みたいな日はいつも頭を悩ませる。傘を持っていくべきかどうかを。

 

朝の天気予報を見ながら、なんかこの気象予報士うさんくさいな〜ハゲてるし。とかお天気お姉さんのメイクの薄さどうなの?とか

心のドス黒い人格が頭の中で文句を言いながらも、いつもパチンコ屋で借りパクしたありえないくらい小さい傘を、手首にかけて出掛けるのがいつものスタイルである。

しかしこの小さな傘を持っていくと、必ずと言っていい程、雨は降らない。

傘は降らないと分かった瞬間、一気に煩わしい荷物に変わる。だからこの傘を割と毛嫌いしている。だって降らないんだもの。

 

本来は折りたたみ傘を常備しとけば、こんな煩わしい思いをしなくて済むのだが、折りたたみ傘には少し苦い思い出がある。

 

それは風と雨が強い日。大学生の頃。

その日、傘を持っていなかった私は、近くの無印良品で折りたたみ傘を購入した。

初めての折りたたみ傘。雨なのにその時だけはウキウキしてたまらなかった。人生においての初めてはいくつになっても興奮する。そんなブヒブヒと鼻息荒く歩き始めた数分後に、強風がシャーッ。無残な姿で壊れてしまった。

まるで戦死した仲間を看取るかのように、無残な折りたたみ傘をボーッと見ていたあの日を鮮明に覚えている。

 

その日以来、折りたたみ傘はひ弱くて儚いものだと自分の中でインプットされてしまったのだ。

 

それならば、ちょっと付き合ってみる?みたいな軽い感覚で付き合えるビニール傘の方が、身も心も楽なのだ。別れてもまた新たなビニール傘と付き合えばいいや的な。(軽い男だな…)

 

でも少し大人になった今は、

また折りたたみ傘を使って見たい。

折りたたみ傘の方がスマートだし。かっこいいし。(そこ?)

 

でもパチンコ屋の傘の防雨率は100%だからな〜。

今日は天気も気分もゲリラで変わるのね。